2017年年末 i 愛台湾屏東 その6 ガラス吊橋と三地門 [旅行]

午後2時にガラス吊橋の予約をしていたので、霧台に別れを告げ、山を降りてきました。
ガラス吊橋は、山川琉璃吊橋と言って、三地門鄉三地村と瑪家鄉北葉村を結ぶ262メートルの白い吊橋です(1週間で亀裂が走った某国のガラス吊橋とはまったく別のものです)。
昨年末に屏東のホテルに泊まったときに備えてあった地図で、初めてその存在を知って、是非行ってみたいと計画を立てたのです。

念のため、サイトから予約をしておきました(制限人数に達しなければ、当日でもチケットは現地で購入できます)。予約の場合、料金はたった50元ですが、カード決済のみです。
通行は、瑪家側から三地門側へ向かうということで、台湾原住民族文化園区のホテル、琉璃珠風情旅店の脇から道なりに進むと、当日のチケット売場があり、その横で、予約をした人は、来たことを確認するスタッフがいますので、予約時に発行されたQRコードを見せて、登録をします。その先に並んでいる人たちがいるので、自分も並びました。

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吊橋はそれほど揺れません。子供連れで渡っている人もたくさんいます。自撮り好きな台湾人が多いので、途中たびたび写真撮影で渋滞が起こります。
それでも10分ほどで渡り切りました。

さて、山地門側に着いたので、今日泊まる民宿に向かおうと思ったところ、出口が封鎖されていました。
なんとまた来た吊橋を渡って戻らなくてはなりませんでした。だから、反対側からも人が歩いてきていたのですね。一方通行のはずじゃなかったっけ?そう思っていましたが、三地門側の出口が修理中だったのです。読んでおけばよかったこのニュース
(2018年現在三地門側の工事は済んでおり、一方通行ではなく、両側から渡り、出口から出ることができます。三地門側もお店などが数件並んでおり、整備されていますが、、三地門側は、結構階段を上らないといけないので、足腰に自信がない人は、三地門から瑪家側に渡るのがおススメです。)

ここでボーゼンとしてしまいました。なぜなら、山地門から出ると今日の民宿はすぐ近くなのですが、元の場所である原住民文化園区からは、山を下り、橋を渡り、また三地門の山道を登らなくてはいけません。原住民文化園区前に停まっていた屏東客運のバスの運転手さんに、「山地門に行きたい」と言うと、「このバスは屏東行きだから、あのバス停で待っていたら3時ごろに三地門方面へのバスが来る」ということでした。
バス停には三地門へ行くルートがあって、15分間隔でバスが来るとは書いてありますが、近くで待っていても一向にパスが来る気配がありません。屏東客運のHPを見ると、このルートは翌日まで一時運行を停止していたのです。屏東まで戻って、バスを乗り換え山地門に来るか、それとも歩くか、いろいろなことを考えて、ちょうど来た台湾好行の運転手さんに話をすることにしました。若い女性の運転手さんでした。彼女は、トイレ休憩で時間がないのに、私の話を真剣に聞いてくれ、バスの中から英語ができる女学生を連れてきて、一緒に考えてくれました。
結論は、「タクシーでいくのが一番いい」
でも、タクシーといっても、流しのタクシーが捕まえられる場所ではないし、昨晩泊まった琉璃珠風情旅店のレセプションで、タクシーを呼んでもらおうと思いました。
レセプションのスタッフは、昨晩と一緒で、女性が「また来たの」。事情を話すと、民宿に電話をしてくれ、民宿のご主人が車で迎えに来てくれることになりました。そこに先ほどの台湾好行の女性運転手さんが、タクシー運転手の名刺が見つかったといって、わざわざ来てくれました。

台湾の人たちはとっても親切ですね。レセプションの女性も台湾好行の女性運転手さんも、旅行者相手の仕事とはいえ、自分だったらこんなに人に親切にできるだろうか?と考えました。台湾だから自分みたいな詰めの甘い人間も、無事帰ってこれるのかもしれません。

しばらくすると民宿、三地門民宿のイケメンなご主人が車で迎えに来てくれました。民宿はご家族で経営しています。宿に着くと、とっても世話好きそうなお母さんが青いマンゴーを甘く漬けたものを出してくれました。甘くてリンゴのようにシャキシャキしておいしかったです。

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とっても可愛いお部屋です。部屋にはダブルベットとテレビ、トイレ・浴室には、市販の大きなボディソープとシャンプーも置いてあり、タオルは使い捨てのものがありました。
そしてここもベランダ付です!

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反対側の琉璃珠風情旅店も見えます。吊橋を渡ればすぐなのに・・・。

朝ごはんは、眺望カフェとして使っているところでいただけます。天気が良くてよかった。気持ちがいい朝です。
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朝もやの中の風景です。

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朝食です。パンが大きくてふっかふか。クルミなどが入っていました。

朝食後荷造りをしているとご主人が、外出するから、よかったら車で送っていくと言ってくれました。
とっても有り難いけど、行きたいところがあったので、自分でこの辺りをぶらぶらしてから帰ると残念ですが、お断りしました。

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行きたかったのは、このレストラン、秋月的店です。前日民宿のご主人に夕食はここがおススメと教えてもらったレストランは、営業が終わっていて、今日は定休日、それだと三地門のものを食べずに、景色だけ楽しんだだけで、この地を離れなければなりません。ちょっと寂しかったので、距離はありますが、人気があるこちらのレストランに来たのです。夜は1,2時間待つほどの人気店です。
民宿からは、googleで、徒歩40分とありました。
が、山道(前日霧谷に向かった道)なので、徒歩はかなり厳しい。途中挫折しそうになりましたが、汗をかきかき、35分ほどで到着しました。

レストランに到着すると、スタッフのおばさんに今日の営業は11時からと言われてしまいました。まだ10時ちょっとすぎたばかりです。
民宿から歩いてきたからと無理を言って、店内で待たせてもらうことにしました。若い男性スタッフがここで待ってと案内してくれた席は、一番人気の一角のテーブルでした。

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草木で景色は良く見えませんが、吹き抜ける風が気持ちがいい。
営業時間前なのにずうずうしく待たせてもらって、恐縮していると、30分も過ぎたころから、台湾人のおばちゃん、おじちゃんのグループがどかどか入ってきて、さわがしくなってきました。
営業時間の説明を聞いたのに、勝手にメニューをもってきて大声でメニューを決めています。大盛り上がり!

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11時になったので、パイワンセットと台湾産コーヒーを注文しました。
隣の台湾人のおばちゃん3人が、「見せて」と料理を覗き込んで来ます・・・。

パイワンセットは、ご飯(小米が混じっているよう)、鶏と魚を焼いたもの、サラダ、チナブ、それからういろうのような中に小豆がはいった蒸した甘い粽のようなもの、それからカレー味のスープなど。
500元ですが、いろいろ入って味付けもおいしかったです。台湾原住民の食事は、私の口に合うなぁ。

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トイレは地下に降りて行くとありました。独特の絵ですが、これもパイワンらしいというのでしょうか。

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帰りは三地門郷公所からバスに乗って屏東に帰ろうと考え、徒歩で山を下りました。

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途中にあった地磨児公園

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風景を楽しみながら歩きます。

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三地門郷公所(村役場みたいなところ)も原住民族の装飾がされた建物です。

この一角に小さなカフェもありました。
バス停脇には、公衆トイレがあります。ウッドデッキのようなところを降りていきますが、予想外にきれい。今回思いましたが、霧台の公衆トイレもきれいでしたし、観光用に最近整備されているので、公衆トイレはどこも結構きれいで、これは本当に助かりました。

暫く待っていると、ミニバスがやってきました。いろいろありましたが、無事に屏東に帰れそうです。
安心したのか、バスの中でうとうとしてしまいました。
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