2017年GW 香港その2 アバディーンでオールド・ホンコンの雰囲気にはまる! [旅行]

長洲島で、アバディーン(香港仔)までの船が出ていることを知りました。香港2日目は、アバディーンに滞在する予定だったので、当初は、長洲島からセントラル(中環)まで船で戻り、タクシーで向かうことを考えていたけど、ちょうど泊まるホテルは、アバディーンの中心地からすこし離れていて、逆に、船の乗り場からなら徒歩で5分くらいなので、船で行くことに決めました!

アバディーンに、以前から一度泊まってみたいホテルがあったのですが、アバディーンに滞在する動機がほかになくてやっとの機会だったのです。 だってアバディーンって、特に、おいしいものもなさそうだし、見所もなさそう・・・
香港でやりたいことを考えると、ロケーションとしては、ちょっと不便。だから、なかなかこれなかったのです。

そもそも“アバディーン”って聞いて、思い浮かぶのは、これくらいしかないでしょ!

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じゃ~ん!!ジャンボ・キングダム(珍寶王國)、水上レストランです!これこそ、ザ・香港のイメージ!
私が最初にここに行ったのは、初香港のとき。料理の印象は全然ないけど、派手な電飾に「香港に来た~」と感激したことはしっかり覚えてる。

12年ぐらい前に、オプショナルツアーで2回目の訪問。どの料理も固くて、まずくて、食べられるものがなかったなぁ・・・

それから、凝りもせず、3回目は、お昼に、個人でタクシーで埠頭まで行って、無料の送迎の船に乗り、飲茶をしました。観光客ぐらいしか利用しないのかと思っていたけれど、意外にも大勢の香港人が飲茶をしていました。今までの印象と違い、値段もそんなに高くなかったし、味も結構よかった。
後で香港通の人に、「あそこは、ツアーでいくと、料金が買い叩かれているから、料理がひどいけど、個人で行くとおいしいんだ」と聞きました。
行くならツアーじゃなく、個人でいくのがおススメです!

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セントラルに向かう埠頭の隣にアバディーン行きの船の乗り場があります。翠華船務有限公司という会社が運営しており、セントラルから長洲までのスターフェリーとは異なります。「翠華」って翠華餐廳みたいで、親しみが湧くな!

この日は、あいにくの雨ですが、雨の埠頭もちょっと素敵です。

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料金は、オクトパスカードも使える(または、現金で、おつりは出ません)と乗り場に書いてあったけど、いったいどこで支払うのか?と思ったら、船の中にオクトパスの読み取り機が有りました。所要時間は、30、40分とのこと。

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船は2階建てですが、私は、スーツケースがあったので、急な階段を上がるのは大変そうなので、1階に座りました。
1階の一番前の席の前に、テーブルが置いてあります。なんだろうと思っていると、一人の乗務員がお弁当を持って船に戻ってきました。
そして、船が島を離れると、2人の乗務員が食事をし始めました。
日本では、最近、消防団員が、消防車でうどん屋に寄ったとかで、一部の市民の批判を浴びましたが、香港では無問題!日本人は、ちょっと余裕が無さ過ぎじゃなのかなぁ。

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アバディーンの埠頭に近づくと、サンパン船が雨の中、なん艘も行きかうのが見えました。海が生活の場なんですね!

40分かかってアバディーンに到着し、ホテルのチェックインも済ませたところ、午後3時になっていました。まだお昼を食べていません(饅頭と甜品は食べたけど…)。
アバデイーンってどこのお店がおいしいのか?とopenriceをチェックしたところ、サンパン船で麺を売る店が、埠頭の近くの公園沿いにあるらしい。「艇仔粉(サンパン麺)」と言うらしいけど・・・
中心地からちょっと距離があるけど、埠頭なら近いし、行ってみることにしました。

公園をウロウロ探したが、それらしい麺屋さんは見つからない。
で、4,5人のおじさんと1人のおばあさんが椅子に座っておしゃべりしているところで、聞いてみることにした。
聞いてみると、夜には公園脇に船をつけ営業するようですが、この時間だと、船でこの辺りの海を回っていて、電話をすると来てくれるらしい。電話がないと言うと、一人のおじさんが電話を掛けてくれるという。一番怖そうなおじさんだ。声は酒焼けしたように図太いし、半ズボンから出た足には全体に入れ墨が...
でも、このおじさんは、とっても世話焼きないい人だった!

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5分もしないうちに、1艘のボートが近づいてきた!麺屋のおやじさんも、チェックのシャツなんか来て、おしゃれ。おやじさんおススメの麺を注文し、しばし待つ。おやじさんは、船の上で、麺を茹で、ハムや菜っ葉を刻んでいる。予想以上に丁寧な仕事振り!!

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後姿が、まじめな仕事ぶりを物語っているカンジで、じんわり来ます!
最後に、麺の上に、胡椒みたいなものを振りかけてくれ、割り箸と一緒に渡してくれました。27元(約350円)。

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これが船で作った麺!!おやじさんおススメの麺は、車仔麺ですね。ハムやチャーシュウ、魚旦(練り物)など具だくさん!麺は粗麺(平べったい小麦粉の麺)だと思う。
具もスープも悶絶するくらいのおいしさ!船の燃料だって高くなっているだろうに、こんな安く、こんなにおいしいものを提供してくれるなんて・・・感動すら覚えます!!

さっきの強面のおじさんが、自分たちが座っていた椅子を勧めてくれ、ここで食べろと言ってくれました。
しかも、Tempo(香港でポピュラーな紙ナプキンで、ここのCMはめちゃくちゃ面白い!)までくれた。おじさんは元運転手。55歳をすぎ、定年で、日中ぶらぶらしているらしい。「香港の定年は55歳なんだ」と言う(後で香港人の友人に聞いたところ、今は香港でも65歳で、年金の支給が開始されます。このおじさんは、すでに財を成したのだと思う)。
食べ終わって、お礼を言い、その場を離れようとすると「お礼は不要だよ」と、どこまでも親切なおじさん!

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アバディーンセンターという市民が憩う公園。周りは高層住宅群で、これも香港っぽい!

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大佳B甜品店”というお店で、デザートをいただきます!お店の中に、たくさんの果物の段ボール箱が積まれています。食べていたときも、果物屋さんが段ボールをもって入ってきました。フルーツに囲まれているみたいでいいカンジ。
ココナツやマンゴーのソース、仙草、タピオカ、豆、いろいろなものがごっちゃに入っていて私好み!
日本にもこんなお店があったら、毎日通っちゃうよ。

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日が沈んだあとの港。茜色の海が、古い写真のようです。The Old Hong Kongの雰囲気がいっぱい!

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夜も更けたころの港。対岸の高層住宅の灯りがきれい!香港の100万ドルの夜景は、ピークだけじゃない!

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翌朝の港です。大きな船から、小さなサンパン船もひきりなしに行きかいます。
昨日の晩は、ビールを飲みながら、港をいつまでも眺めていました・・・。

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一人だったので、ジャンボ・キングダムには今回行きませんでしたが、HPでメニューを見ると、一人でも食事できそう?!今回アバディーンに1日だけど泊まって、町がすご~く気に入ったから、次回も絶対来たいなぁ。


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